第4次産業革命「頭脳」AI半導体…「メモリー強国」韓国に新たな機会
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.27 16:22
サムスン電子をはじめインテル・アマゾン・グーグルなど世界的な情報技術(IT)企業が人工知能(AI)半導体の開発に次々と参入している。人工知能技術の発展で自動運転車・ロボットに搭載するAI半導体の需要が増え、市場を先に獲得して影響力を拡大しようという狙いがあると解釈される。
従来の中央処理装置(CPU)が情報を入力する順に計算するのとは違い、AI半導体は一度に多くの演算を同時に処理するのが特徴だ。簡単に言えば、人間の脳が多くの情報を同時に処理するように、イメージ処理や音声認識など複雑な演算を同時に分散処理する。いくつかの人工知能機能をより速く自然に使うために作られるため、従来の半導体とは設計から異なる。
インテルは「Loihi(ロイヒ)」を開発している。人間の脳神経網の情報処理方式を模倣した「ニューロモーフィックチップ」の一種で、次世代AI半導体技術のうち最も水準が高い技術の一つだ。インテルは「動物で言えばロブスター水準の人工知能を実現できる」と説明した。IBMがミツバチの脳処理レベルに近い「TrueNorth(トゥルーノース)」を開発するなど、クアルコムやARMなど他の半導体企業もニューロモーフィックチップに関する研究を活発に行っている。