韓経:【コラム】「ストロングマン」時代…韓国証券市場はどこに向かうのか
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.26 11:53
冷戦時代終息の象徴であるベルリンの壁が崩れた1990年以降久しぶりに「ストロングマン」体制が再構築されている。特に韓半島(朝鮮半島)周辺の国が目立つ。世界のどの国より対外環境に依存し「南北分断」という胎生的限界を持つ韓国の経済環境では「ファットテールリスク」になる可能性が高く注目される。
ストロングマン体制は昨年から構築され始めた。米国の国益を最優先視するトランプ大統領が昨年1月に就任した。同年5月には「強いフランス」を主唱するマクロン氏が大統領に当選した。「北朝鮮の核脅威にともなう日本国民保護」という名目で日本の安倍晋三首相も長期政権への意欲を示した。
今月に入りストロングマン体制がさらに可視化した。両会を通じ習近平中国国家主席が「習皇帝」に浮上した。ロシアのプーチン大統領もやはり2024年までの長期政権が可能になり、スターリンに続き「ツァー」の隊列に上った。社民党との連立政権ではあるがドイツのメルケル首相も16年間の執権が可能になった。