韓国人のDNAにインディアン? 米国で流行する「ルーツ探し」をしてみると…(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.20 11:34
米国は移民者の社会だ。特にニューヨークは多様な人種が共生しているため「メルティングポット」(溶鉱炉)と表現されたりもする。韓国人のように単一民族と考えて暮らす人々の立場では理解しがたいほどのプライドと偏見を持つ米国人が意外に多い。
こうした中で人々は自分の先祖がどの国から来て、自分のルーツがどこかについて常に関心を持っている。こうした需要を狙って現在、米国では23andMe、マイヘリテージ、アンセストリーなどDNAを検査する35社が血縁関係を確認したり特に病気になる可能性などに関する情報を提供して盛業中だ。さらにはソーシャルネットワークサービス(SNS)を通じて遺伝子構成が似た人を見つけるビジネスモデルもある。「血は水より濃い」という真理をビジネスに直接代入したのだ。
先祖探しのDNAテストが米国内で人気を呼ぶ秘訣は人々の「ルーツ探し」欲求と関連している。一方では人種と国に対する漠然とした偏見を正すのに寄与したりもする。ユーチューブにある広報映像も「開かれた世界は開かれた心から始まる」という言葉で終わる。