【時論】米朝首脳会談、期待より危険に備えるのが先だ(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.12 16:45
年初から加速化していた平昌(ピョンチャン)外交はついに南北首脳会談と米朝首脳会談に帰結された。北朝鮮側が韓国側の対話提案に南北首脳会談で呼応したことまではさておいても、韓国側の米朝対話の勧誘に米朝首脳会談で答え、これを米国が受諾したのは予想外の進展だ。
もはや韓国は南北、米朝首脳会談が続く未曽有の状況を迎えることになった。北核問題の解決に対する期待も大きくなっている。しかし、冷静に考えると、大きな交渉の場は解決の機会にも、破局の契機にもなり得る。
韓国としては機会を生かして非核化と平和の決定的転機を追求しつつ、伴われる危険にも備えなければならないだろう。このようなことから、まず安易な楽観を警戒する必要がある。類を見ない会談ができたとして数十年乱麻のように乱れもつれた北核問題が解決されると期待することは難しい。