【中央時評】日本、プレーヤーとオブザーバーの間(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.09 08:22
最近、南北対話に関する意見を聞きにきた日本人が話を聞くよりも自分の意見を述べることが多い。たいていは慎重論で始め、こちらの顔色を見て懐疑論で終えたりする。疑問があるからではなく、もどかしさから聞きにくるという感じだ。
日本メディアはもう少し懐疑的だ。基本的に北朝鮮を信用しない。北朝鮮が紙切れにした過去の合意事例、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の矛盾する言動を詳しく扱っている。韓国特使団の説明とは違って核保有の正当性を主張した労働新聞の記事、寧辺(ヨンビョン)核施設で黒鉛減速炉の稼働を示唆する衛星写真(38ノース)、大陸間弾道ミサイル(ICBM)の誘導システムを改良中というCNNの報道などが続く。金正恩委員長が2012年4月15日の最初の大衆演説を「最後の勝利のために前へ!」というスローガンで終えたことも改めて取り上げられている。このほかミサイル発射を指導する金正恩委員長の姿など好戦的な映像が各テレビチャンネルで放送される。金正恩委員長が口にくわえたオリーブの枝は実は偽物だという話をしたいのだ。突然草を食べて生きていくと言い出した肉食動物を見るような目だ。