セクハラスキャンダル渦中の高銀氏が書いた慰安婦被害女性の追悼詩、撤去へ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.06 14:58
セクハラスキャンダルが取り沙汰されている韓国の著名な詩人・高銀(コ・ウン)氏(85)。その彼が過去に旧日本軍慰安婦被害女性を追慕するために書いた詩が刻まれた詩碑が先月末、撤去されていたことが確認された。#MeToo(ハッシュタグミートゥー)運動の渦中に、詩人の崔泳美(チェ・ヨンミ)氏(57)が高氏の過去の性的嫌がらせについて暴露したが、これを受けて水原地域の女性団体を中心に撤去の声が上がっていた。セクハラ問題の中心にいる詩人が、旧日本軍性奴隷被害者を追慕するのは不適切だという理由だった。
京畿道(キョンギド)水原市は勧善区勧善洞(クォンソング・クォンソンドン)オリンピック公園内にある「平和の少女像」の土台右側の石版にはめ込まれていた高氏の追慕詩を先月末に撤去したと6日、明らかにした。市はこの日、八達区長安洞(パルダルグ・チャンアンドン)韓屋(ハノク)技術展示館の裏手にある市有地(6000平方メートル)に建設を計画していた高銀文学館の撤回も決めた。