【社説】北核が抜けた3・1節記念演説…混迷する外交安保ライン
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.03.02 13:59
昨日は1919年日帝植民時代に独立を叫んだ3・1運動が起きて99周年になる日だった。韓半島(朝鮮半島)は独立の響きからほぼ1世紀が過ぎているが、安保的に依然として不安な状態だ。20世紀初めに韓国が日帝の支配を受けたのは国際的変化と流れに備えられなかった結果だった。韓半島を侵略した日本の責任は言うまでもない。19世紀末、列強が近代化で産業発展と安保を強化したが、韓国はそれができなかった。3・1精神の本来の意味は辛い歴史の誤りを忘れず、再び繰り返さないところにある。歴史を忘れた国には未来がない。
このような面で文在寅(ムン・ジェイン)大統領の3・1節(独立運動記念日)演説は振りかえる必要がある。記念演説には独立や大韓民国、平和が主に言及された。3・1運動が非暴力的で独立のエネルギーを集めた歴史的なことだったという点は間違いない。しかし、3・1運動がなぜ起き、今後どうにすれば大韓民国を保全・発展させることができるのかに対するビジョンは抜けていた。今韓半島の危機は北朝鮮の核問題から始まったからだ。