THAAD報復1年、平昌五輪に中国人観光客はいなかった…依然とした禁韓令(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.28 18:04
中国の高高度防衛ミサイル(THAAD)報復が本格化してからちょうど1年になる。中国は昨年3月1日から中国ロッテマートの営業中止措置を下し、同月15日から団体観光を全面的に中断させた。過去1年間、政府間関係改善に関する協議(昨年10月31日)と昨年12月文在寅(ムン・ジェイン)大統領の訪中など韓中国関係にも変化があった。中央日報はソウルと北京の取材網を稼動してTHAAD報復開始1年後の現場を点検した。
世界人の関心を集中させた平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)。この期間中に140万人の外国人が平昌を訪れた。だが、本来期待をかけていた中国人観光客は五輪特需から例外だった。
中国人観光客専門旅行会社のニューファチョンのチャン・ジウォン部長は「五輪を観覧した中国人団体観光客は約2万人台と推算される」と話した。政府が把握した中国人の入場券購入量と類似した水準だ。中国の春節(旧正月)シーズンと重なって一時的にビザ免除の特典まで施したことを考えると、低調な実績だ。それだけでなく、李克強中国首相が文在寅大統領にした約束にも反する。