「韓国GM、群山工場閉鎖後も追加で2700人削減してこそ黒字」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.23 11:53
群山(クンサン)工場閉鎖を発表した韓国GMが独自で生存できる企業に向けて実績を改善するには4700人の人員削減が必要だという分析が出てきた。現在構造調整中の群山工場の職員全員(2000人、契約職含む)を削減した後にも、追加で2700人を減らさなければいけないという主張だ。
企業情報分析会社の韓国CXO研究所は22日、韓国GMが営業利益を出した期間(2010年・11年・13年)と営業損失を出した期間(2012年・14年・15年・16年)の財務諸表を比較・分析した「韓国GM分析報告書」を発表した。大規模な赤字を出している韓国GMが人件費・研究管理(R&D)費・販売管理費の3つの支出を減らしてこそ黒字に転換するというのがこの報告書の結論だ。
人件費に該当する韓国GMの給与・退職給与支出項目は2010年の1兆991億ウォンから2016年には1兆5686億ウォン(約1570億円)と42.7%も増えた。同じ期間、100万台に近かった生産施設が50万台に減ったが、役職員数(1万6094人→1万6031人)はほとんど変わっていない。赤字が累積する間、職員はむしろ年俸を多く受けたということだ(1人あたり6829万ウォン→9785万ウォン)。これは生産職はもちろん、高額年俸者の外国人役員の年俸も含まれた数値だ。韓国GM監査報告書は役員の年俸を公開していない。