北「金英哲氏派遣」青瓦台「米朝対話を仲裁しない」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.23 07:58
青瓦台(チョンワデ、大統領府)が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)閉会式に参加する米国と北朝鮮代表団の会合を仲裁しない。非核化のきっかけになる米朝接触は五輪期間中に行われない見通しだ。青瓦台高位関係者は22日「トランプ大統領の長女・イバンカ上級顧問を団長とする米国代表団と金英哲(キム・ヨンチョル)労働党中央委員会副委員長が率いる北朝鮮代表団は会う計画も機会もない」として「青瓦台も仲裁する計画がない」と明らかにした。この関係者は「両側が接触する状況ではない。閉会式場でも動線が重ならないだろう」と付け加えた。
米朝接触の中断は10日、青瓦台が仲裁した金与正(キム・ヨジョン)氏とマイク・ペンス米副大統領の接触がわずか会合2時間前に不発になった影響と見られる。青瓦台高位関係者は「前回に会合を試み、その過程で両国が状況認識をしたため、直ちに何かを作り出したりすることはないだろう」と話した。
ホワイトハウスは21日(現地時間)、記者会見で「イバンカ氏が訪韓期間に北朝鮮の代わりに米国代表チームを励ますだろう」としながら「韓米同盟を再確認するのに集中する計画」と明らかにした。このように、米国が米朝接触の可能性を事前に排除すると、北朝鮮はこの日引き続き金英哲氏と李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員長など8人の代表団名簿を通知した。