GM本社、韓国GM工場すべてを「高コスト」分類
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.22 09:17
米ゼネラルモーターズ(GM)が閉鎖を決定した群山(クンサン)工場のほか、富平(プピョン)1・2工場、昌原(チャンウォン)など韓国GM傘下の自動車工場4カ所すべてを「高コスト事業場(red factory)」に分類していることが分かった。GMは「こうした高コスト事業場を維持するためには格別の支援が必要だ」という論理で韓国政府に圧力を加えると予想される。
GMが世界26カ所の事業場のコスト競争力を分析した資料(GMIO CPV)によると、GMは自動車組み立て工場を3つの群に分類して管理している。GMは1台あたりの年平均製造コストが1万ドル(約1070万ウォン)を超過する工場を高コスト事業場に分類するが、韓国の工場4カ所がすべてこれに該当した。
特にGM本社は韓国工場の平均製造コストで人件費が及ぼす影響を集中的に管理していた。この資料は2002年と比較した昨年の韓国の人件費増加率(270%)が消費者物価上昇率(140%)に比べて過度に高いと指摘した。また韓国GMが毎年成果給として支払う金額(最大1100万ドル、118億ウォン)があまりにも多いという問題も提起した。