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東京五輪組織委の武藤事務総長「平昌五輪を最も輝かせたのはボランティア」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.20 17:04
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2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)期間に大会が開かれる江原道(カンウォンド)平昌と江陵(カンヌン)には120人の2020東京夏季五輪組織委員会の職員が滞在している。成功したのは学び、失敗したのは繰り返さないためだ。120人の中には東京五輪組織委員会の武藤敏郎事務総長もいる。武藤総長も開会の前から韓国に来て平昌のあらゆることを観察している。日本政府大蔵省官僚出身である彼は日本銀行副総裁に続き、現在、大和総合研究所理事長を務めている。武藤総長を10日、平昌メインプレスセンター(MPC)の東京2020事務室で会った。次は一問一答。

--平昌五輪の準備と進行状況をどのように評価するのか。

 
「韓国に到着して初めて接触したのがボランティアだった。シャトルバスに乗って運転者とボランティアに会ったが、彼らは私たちを丁寧に対してくれた。成功的な大会開催でボランティアがどれほど重要なのか改めて感じた。数日前、選手村を訪問したが、日本選手たちも過ごしやすいと話していた。実際、予想できぬ突発状況がいつでも発生する可能性がある。平昌組織委はこのような課題を迅速に克服し、調整して良い評価を受けたと承知している」

--2年後には東京五輪だ。準備過程で困難があるだろうか。

「事務総長に就任したのが東京組織委の発足4年前だ。現時点では準備が順調だと言える。まず、競技場など施設は当初計画した時点に竣工するものと見られる。国際オリンピック委員会(IOC)も準備状況を肯定的に評価している」

--最近、トーマス・バッハIOC委員長が「アジェンダ2020」を再び強調した。開催予定都市に予算削減を要求したが。

「発足当時、組織委の最大の課題は費用削減だった。多くの日本国民はお金が多くかかる五輪に反対した。そこで、我々は競技場新設の代わりに既存の競技場活用から対策を立てた。新設競技場の観覧席を増やすよう求める声もあった。だが、大会終了後の状況を考慮して観覧席を減らす方に苦心した。その過程でIOCが『アジェンダ2020』を発表した。結論的に、我々は当初の計画より2000億円以上の経費を減らした」

--平昌五輪は北朝鮮の参加と女子アイスホッケー南北合同チームで注目された。日本も東京五輪に合同チームが来てほしいと思うのか。

「バッハ委員長が北朝鮮の参加や韓国と北朝鮮の選手団の開会式共同入場、女子アイスホッケー合同チームに対して『非常に感動的な状況』と話したことを聞いた。五輪にできる限り多くの国家と選手が参加すること自体が有意味で望ましい。ところで、国家(NOC)レベルでの参加資格はIOCが決める。また、参加国と選手がどのような形で参加するかは国際競技連盟(IF)の基準に従う。東京五輪に南北合同チームが参加する問題はまだ起きていないことなので直接的な言及は控えたい。我々はIOCとIFの決定を尊重し、五輪憲章に沿って準備に万全を期するだけだ」

--2016リオデジャネイロ五輪の開会式で安倍首相のマリオコスプレが印象的だった。東京五輪を通じて世界に自慢、あるいは発信したいことがあれば。

「東京五輪だけでなく、パラリンピックを合わせて4回の開閉会式がある。東京五輪のビジョンは『スポーツには世界と未来を変える力がある』ということだ。開閉会式のコンセプトは別に構想するだろうが、『平和』が最も重要なコンセプトになると思う」

--五輪から退出された野球が東京五輪で改めて正式種目になった。野球は韓日両国の関心が大きく、多くの取材陣と観覧客が行きそうだ。ところで東日本大震災当時、原発事故が発生した福島で競技を開くことにして懸念の声が大きい。

「放射能問題を最も懸念するだろうが、福島地域の放射能濃度が世界普通都市の水準というのが科学的に確認された。選手や観衆とも安心して来てほしい。東京五輪は東日本大震災が起きてちょうど10年目に開かれる。困難に乗り越えて再起した姿を世界に見せることができる機会だと思う」

--最後に、東京五輪に関連して韓国国民に望むところがあれば。

「江陵五輪パークで平昌五輪期間中に『東京2020ジャパンハウス』を運営している。東京五輪を2年先に味わう機会になると思うので、ぜひ来てほしい。平昌を皮切りに2020東京、2022北京まで、アジアで連続で3回の五輪が開かれる。これを通じて日中韓3国間の交流がさらに活発になってほしい」

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    2018.02.20 17:04
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    武藤事務総長は「東京五輪は『平和』が最も重要なコンセプトになるだろう」と話した。
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