【社説】経営失敗と貴族労組が合作したGM群山工場閉鎖
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.14 13:22
撤収説が絶えなかった韓国GMがついに全羅北道群山(クンサン)工場の閉鎖を決めた。韓国GMのカハー・カゼム社長は昨日、「今回の措置は韓国での事業構造を調整するための、厳しいが欠かせない努力の第一歩」と述べた。問題は今回の決定が韓国GMの構造調整の開始にすぎない可能性がある点だ。韓国GMは国内で3兆ウォン(約3000億円)にのぼる営業損失を出し、以前から撤収説が出ていた。しかし産業銀行が旧大宇自動車をGMに売却する際、15年間は取締役会の主要決議を拒否する権利(拒否権)を保有することになり、こうした撤収説を払拭してきた。しかし昨年10月に権利が終了すると韓国GMは直ちに構造調整に言及した。
GMは群山工場閉鎖と同時に韓国政府に貸出、財政支援、3兆ウォンの有償増資引き受けなどの支援を要請し、「2月末までに決めてほしい」と圧力を加えている。「グローバル新車配分のための重要な岐路に立っている」から急いでほしいということだが、事実上、韓国政府に「雇用」を担保に宣戦布告したようなものだ。自分たちの要求が受け入れられなければ富平(プピョン)・昌原(チャンウォン)・忠南(チュンナム)・保寧(ポリョン)工場に構造調整を拡大することになるかもしれないと脅しているのだ。