ロッテ会長、日本ロッテHD代表取締役職が危機に…支配構造に変数
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.14 08:20
ロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名・重光昭夫)被告(63)が13日に法廷で拘束されたことを受け、ロッテグループの支配構造に大きな変数が生じた。辛被告はこの日午後に開かれた「崔順実(チェ・スンシル)国政壟断事件」の第1審で2年6カ月の実刑を受けて法廷で拘束された。
辛被告がKスポーツ財団に拠出して返還を受けた70億ウォン(現レートで約7億円)を裁判所が贈賄と認めたためだ。会長が拘束されるという予想外の事態で、ロッテグループは混乱を避けられない見通しだ。辛被告は兄である辛東主(シン・ドンジュ、日本名・重光宏之)前副会長との長い経営権紛争を終息させ、今まさに辛東彬中心の支配構造を固めていこうとしていた矢先だった。辛被告にとって喫緊の課題は日本ロッテホールディングス(HD)代表取締役職の維持。辛被告は佃孝之・代表取締役社長と日本ロッテHD共同代表を務めている。