「不参加」通知のペンス米副大統領と「ただ遅れた」安倍首相(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.12 10:29
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文在寅大統領が9日午後、江原道龍平で開かれたオリンピック開会式レセプションで歓迎のあいさつをしている。(青瓦台写真記者団)
9日午後6時をやや過ぎた時刻。約200人が待っていたレセプション場の中には「ペンス副大統領と安倍晋三首相の到着が遅れていて、行事の開始が遅れている」という案内放送があった。
レセプション場の前で貴賓を迎えていた文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「これ以上は待てない」として行事場所の中に入った。そして6時13分、韓国の友邦である米国と日本の首脳が出席していない状態でレセプション行事を始めるよう指示した。ペンス副大統領と安倍首相は文大統領の歓迎のあいさつが始まった後に到着した。文大統領はレセプション中に出てきて2人が別に待っていた部屋に移動し、韓日米首脳級の写真を撮影した。そして2人と共にレセプション場に入場した。しかしペンス副大統領は席にも座らずに出ていった。これをめぐり「北朝鮮との対面拒否」「外交的欠礼」などという主張が出てきた。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は「米国からペンス副大統領は6時30分に自国選手との夕食会の日程があり、出席は難しいということを知らせてきた」とし「しかし韓国の要請でレセプション前のフォトセッションには参加することにし、フォトセッションで『ついでに入場してあいさつでもしてほしい』という文大統領の要請でペンス副大統領が5分間ほどレセプション場であいさつを交わした」と伝えた。青瓦台によると、米国側が行事の1時間前にこのような最終の立場を伝えたという。このため青瓦台はペンス副大統領の座席を1時間前に片づけていたが、文大統領と共に入場するのを見て慌ててまたヘッドテーブルに名札をのせたという。