【社説】平昌冬季五輪開幕…「一つになった情熱」で成功させよう
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 13:59
世界のスポーツ祭典である2018平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)が今日午後8時開会式を始め、熱戦17日間のレースに入る。今回の大会は様々な側面で過去最大を誇る。92カ国から2925人の選手が参加し、参加国数と選手規模面で冬季五輪史上最も大きい。韓国は全15種目に144人、北朝鮮は5種目に22人の選手が出場する。金メダル数も過去最多だ。4年前、ソチ冬季五輪の時より4個が増えて雪原をかける雪上種目に70個、銀盤の上を走る氷上種目に32個の金メダルがかかっている。
冬季五輪はいわば「豊かな国家のスポーツ大会」と言われる。高価な装備が必要であるためだ。ボブスレー4人用ソリ1台が2億ウォン(約1997憶円)を上回る。このため、メダルを獲得することが難しい。メダルを一つでも獲得した国が夏季五輪の場合は144カ国であれば、冬季五輪は40カ国に過ぎない。それだけに冬季スポーツの拡散は難しい。したがって、平昌五輪が過去最大の規模で行われることになったのは自然に成し遂げられたことではない。江原道(カンウォンド)が2004年から冬季スポーツ不毛地国家の青少年を相手に「ドリームプログラム」を運営したのが大きな力になった。83カ国1919人がこのプログラムを体験し、この中で24カ国185人が平昌五輪に選手として出場する。