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【社説】軍事パレードのICBMで世界を威嚇した北朝鮮

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.02.09 11:38
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北朝鮮が平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)前日の昨日午前、平壌(ピョンヤン)で北朝鮮軍創軍日を記念する軍事パレードを行った。北朝鮮は平昌五輪を平和的に開催しようという韓国政府の期待を裏切り、結局、軍事パレードを実施した。軍事パレードには北朝鮮が昨年11月29日に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星15」をはじめ、ほとんどのミサイルを登場させた。しかし金正恩(キム・ジョンウン)北朝鮮労働党委員長は軍事パレード前の演説では核武力に言及しなかった。

北朝鮮が核武力に言及しなかった理由は平昌五輪を意識したためと判断される。北朝鮮は平壌近隣の美林(ミリム)飛行場で約1万3000人の兵力と200台の車両を動員し、軍事パレードの準備をしてきた。韓国政府は軍事パレードが五輪に影響を及ぼすとして懸念を表し、国民世論は軍事パレードの取り消しを要求した。米国も五輪前の北朝鮮の軍事パレードに反対するという立場を明確にした。ゴールドスタイン米国務次官は1日、「軍事パレードが実施されないことを望む」とし「五輪の選手たちに関わることであり、これを妨害するいかなることも起きてはならない」と述べた。しかも北朝鮮が建軍70周年という名分でICBMと核兵器まで登場させれば、それ自体が新たな挑発になるという懸念もあったが、核への言及がなかったのは幸いだ。

 
しかし金委員長が軍事パレードでICBMの「火星15」を公開し、血縁の金与正(キム・ヨジョン)氏を五輪に出席させるのは二重行動だと解釈される。米国を牽制すると同時に五輪を活用しようという狙いがあるとみられる。五輪の雰囲気の中で、国際社会の本格化した対北朝鮮制裁から抜け出そうということだ。昨日ソウルに到着したペンス米副大統領は訪韓直前、日本の横田米空軍基地で「米国は北朝鮮の核ミサイル威嚇に対抗し、すべてのオプションをテーブルに載せている。万が一の事態(eventuality)に対しても準備ができている」と北朝鮮に警告した。北朝鮮の今後の行動によっては制裁が強化されるということだ。

これからは韓国政府の細心な対処が必要だ。少なくとも北朝鮮に利用される状況を作ってはいけない。その一方で今回の機会を逃さず北朝鮮の核・ミサイル脅威を解消する案を探さなければいけない。金与正氏も冬季五輪を見るだけでなく、北核を眺める厳酷な国際現実を正確に把握することを望む。

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