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【取材日記】奈良で発見した韓日関係の解決法

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.30 07:46
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今月15-20日に東京と奈良で行われた韓日記者団交流プログラムで最も大きなイシューは韓日慰安婦合意だった。現地で会った日本人は再交渉を要求せずに日本の自発的な後続措置を期待する韓国政府について「理解できない」「何を望むのか分からない」という反応を見せた。知韓派の木宮正史・東京大学韓国研究センター長さえも「韓国政府が日本を敵対視する反日的な色彩をあまりにも強く帯びている」とし「問題提起方式に対して日本では反感が多い」と伝えた。

しかし韓日関係の解決法は奈良で発見することができた。19日、仲川げん奈良市長との懇談会は市庁舎5階の「「慶州の間」で行われた。ここには仏国寺(プルグクサ)と石窟庵(ソックラム)の写真、古い地図と絵・陶磁器など慶州から伝わった各種記念品が飾られている。仲川市長は「東京オリンピック(五輪)が開催される2020年は慶州(キョンジュ)-奈良市の姉妹提携50周年」とし「(政府の公式窓口の)東京とソウルが話せば難しい問題が多いが、奈良と慶州は1000年の歴史があるため大きく見て長期的な対話が可能」と述べた。

 
荒井正吾・奈良県知事から配られたハングル版パンフレットは、奈良を中心とする飛鳥文化とその土台となった百済文化を紹介する内容で満たされていた。荒井知事は「日本は国際交流のおかげで発展した」とし「奈良は受けたものを大切にするという自負がある」と話した。奈良県は現在、忠清南道(チュンチョンナムド)・全羅南道(チョンラナムド)とも活発に交流している。

「韓流」をはじめとする文化の力も相変わらずだ。ある日本の言論人は「TWICEと防弾少年団は日本の高校生に人気がある」とし「韓国の化粧品や化粧方法をSNSに載せる若者はそれが韓国であろうとどこであろうと関係ない」と伝えた。人気政治家の小泉進次郎自民党議員は最近、日本を訪問した元喜龍(ウォン・ヒリョン)済州道(チェジュド)知事に「韓国映画『チング』を7回も見た。TWICEには日本人のメンバーもいる」とし「両国間の文化・芸術分野の交流を増やすのがよい」と強調した。政府の関係は良くないが、地方自治体と民間領域の韓日交流は自然に続いている。仲川市長は「今は地方都市、市民の交流が国を動かす時代だ。一人ひとりの心の中にある(相手国に対する)イメージのつながりが重要だ」と述べた。文在寅(ムン・ジェイン)政府が望む「ツートラック」(過去の問題と経済・安保協力分離)基調を定着させる糸口はそこにあった。

パク・ユミ/政治部記者

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