韓経:【コラム】日本が未来を作る方式
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.22 11:16
ホンダが開発したロボット「アシモ」は人のように両腕を使い両足で歩く。世界初の2足ヒューマノイドだ。時速6キロメートルで走ることができ、30度の坂道や階段を上り下りできる。後進もする。名前「ASIMO(Advanced Step in Innovative Mobility)」のように革新的なモビリティ分野で進歩を成し遂げた。
ホンダが秘密裏にアシモの開発を始めたのは1986年。10年後の1996年にアシモの前身の「P2」を完成させたが公開する直前に悩みに包まれた。人間に似たロボットを出しても大丈夫だろうか、神を籠絡するという非難を受けないだろうか心配した。当時他の企業では6足、4足、1足ロボットが開発されていたが2足ロボットは世界的に事例がなかった。ターミネーターやロボコップなど建物を破壊し人間を殺傷する西欧型ヒューマノイドの概念と認識が広がっていた時でもあった。