文大統領、李元大統領「死・報復」に「怒り・侮辱」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.19 07:56
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が18日、「怒り」と「侮辱」という単語を用いた。前日、李明博(イ・ミョンバク)元大統領が検察捜査に対して「政治工作であり政治報復」と述べたことに対する正面対応だ。大統領が異例にも「怒り」や「侮辱」など極端な感情を表現した背景は何か。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者によると、李元大統領が文大統領が政治哲学としている2つの価値に対するタブーで攻撃してきたと説明した。この2つのタブーとは「盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の死」とその原因になった「検察捜査」だ。
文大統領はこの日午前、非公開の参謀会議で「政治家は非常に極端に話しすぎる」とし、李元大統領を直接狙った発言をした。文大統領は引き続き「盧元大統領についてのことは私としては不快だが、もっと大きな問題は検察」と指摘した。会議に参加したある人物は「声は静かだったが、怒りなどの表現がろ過なく出てきて参謀陣も慌てた」とし「会議前までは落ち着いて対応しようという政務的判断が主流だったが、文大統領の発言以降、対応基調が改めて固まった」と伝えた。続いて午前10時40分に青瓦台の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が「李元大統領が盧元大統領の死を取り上げて政治報復云々したことに対し、怒りを禁じ得ない」とし「政治襟度に欠ける行為」と主張した。青瓦台関係者は「記者会見内容は文大統領の直接言及」と説明した。