【コラム】知識財産権を守ってこそ平昌五輪は成功する
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.15 16:25
昨年12月上旬、済州(チェジュ)で特別なカーリング競技があった。氷上でもなく、カーリング用のブラシもない素朴なミニゲームだったが、真剣な雰囲気だった。短くて熱を帯びた競争の末、優勝から最下位チームまでが決まり、小さな平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)記念品が副賞として贈られた。この競技の参加者は筆者を含む韓日中特許庁長会談の代表団だった。済州で開催された3カ国間の会談を迎え、冬季五輪を広報し、3カ国特許庁の和合のために企画したイベントだった。一日中続いた会談を終えた後だったためか、予想外に代表団の反響は大きかった。
知識財産権と五輪には密接な関係がある。聖火トーチを例を挙げてみよう。まず韓国の伝統白磁をモチーフに作られた外観は意匠権として登録されている。トーチの核心技術は特許で保護される。またトーチに刻まれたハングルの平昌五輪エンブレムはすでに世界各国に商標として登録されている状態だ。聖火一つにもこのように知識財産権が細かく詰まっているが、最先端技術とデザインで武装した選手のユニホームや装備、各種施設にある知識財産権の数はどれほど多いだろうか。