防弾少年団（ＢＴＳ）の米国進出の成功に羨望の視線を送っているところがある。日本大衆音楽界だ。一時は日本大衆音楽が世界で大きな人気を博したが、最近停滞している間にＫ－ＰＯＰの熱気はさらに強まっている。特に、韓国の歌手はルックスに優れ、ダンスもうまいと同時に歌も上手だという評価を受けている。韓国の歌手がオーディション段階からボーカルトレーナーから体系的な発声法を教育を受けていることを知った日本大衆音楽界は、Ｋ－ＰＯＰブームのノウハウの伝授を受けたがっていた。彼らが知りたがっていた秘訣は、プロ・ボーカル・インスティテュート（ＰＶＩ）のチョン・ギヨン代表が２０１６年に出版した『ボーカルトレーニングの定石』に書かれてあった。

日本のヤマハミュージックメディアはこの本を日本語に翻訳した『実践ボーカル力養成講座～世界基準の声量と歌唱力を身につける～』を２６日に出版すると明らかにした。出版に先立ち、ヤマハのホームページとアマゾンで予約注文を受け付けている。ヤマハミュージックメディアの片山淳エディターは「韓国の実用音楽書籍が日本で出版されるのは初めて」と説明した。チョン代表は「この本が日本で広く知られるようになったらうれしい」とし「韓国の実用音楽関連書籍が海外で多数出版されるルートになればと願っている」と述べた。

チョン代表は２０１０年、音楽オーディション番組であるＭＢＣ（文化放送）の『偉大な誕生』にボーカルトレーナーとして出演し、歌手デイビッド・オらを指導した。素人水準からプロ水準の参加者の発声を落ち着いて指導し、その名が知られるようになった。２００７年からボーカルトレーナーとして活動を始めたが、２００９年にボーカルトレーニング専門学院であるＳＬＳコリアプロボーカル（ＰＶＩの前身）を開院した。その後、さまざまな有名歌手がうわさを聞きつけて彼の元を大勢訪ねてきた。


日本で見つけたＫ－ＰＯＰの秘訣　ＧＦＲＩＥＮＤボーカルトレーナーの本にあった（２）