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中国との関係改善叫び潜水艦で裏切られた日本

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.12 10:09
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中国との関係改善に尽力していた日本が裏切りを受けた。日本政府は11日、「中国との領有権紛争地域である尖閣(中国名・釣魚島)列島の接続水域(領海と隣接している外側の海域)に中国の潜水艦と艦艇が進入した」とし、中国側に抗議した。

NHKは「10日から11日にかけて、外国の潜水艦が水面に浮上せずに沖縄県宮古島近海と尖閣列島の大正島(中国名・赤尾嶼)の接続水域を航行しているのを海上自衛隊が確認した」とし、「また、大正島の接続水域では中国軍のフリゲート艦も確認された」と報じた。

 
日本防衛省は中国軍のフリゲート艦が尖閣列島の接続水域を航行した事実が確認されたことから国籍が確認されていなかった外国の潜水艦も中国軍所属だと判断したという。尖閣列島は日本が実効支配しているが、中国と日本の間に領有権紛争がある地域で摩擦が続いている。NHKは防衛省関係者の言葉を引用し、「尖閣列島周辺の接続水域で外国潜水艦の航行が確認されたのは今回が初めて」と伝えた。

日本政府は外務省の杉山晋輔事務次官が程永華駐日中国大使を外務省に呼んで抗議する一方、首相官邸の危機管理センターを中心に警戒態勢を強化した。程大使は「該当地域は中国の領土」と主張して日本側の抗議を受け入れなかったとNHKは報じた。

これまで日本は中国との平和友好条約締結40周年である今年、安倍晋三首相と習近平中国国家主席の相互訪問を推進するなど両国関係改善にまい進してきた。日本政府は習主席が心血を注いで推進中の新シルクロード戦略、「一帯一路」プロジェクトに協力するという姿勢も見せた。さらに日本政府内には最近習近平がサッカーマニアだという点に着眼してサッカー外交を関係改善のモチーフとすべきという主張まで出てきた。そんな日本政府にとっては裏切られた形となった。

日本の菅義偉官房長官は会見で「昨年秋に首脳会談で全面的な関係改善をより一層前進させていくことで合意したため両国関係改善の流れを阻害することがないよう中国側に強く求める」と話した。

しかし、陸慷中国外交部報道官は定例会見で「該当地域は中国固有の領土」とし、「主権を主張する十分な歴史的、法理的根拠を持っている」と反論した。陸報道官はかえって「中国海軍が(自国領土内で)日本の海上自衛隊の艦船を監視した」とし、「日本は関係改善のための努力を実際の行動で見せてほしい」と促した。

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