文大統領、「金正恩が韓国の提案に呼応」発言を参謀が反対したが強行
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2018.01.04 09:15
金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長の新年の辞に対して文在寅(ムン・ジェイン)大統領が直接「対話提案に対する回答」と説明したと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)核心関係者は3日、伝えた。
この関係者は「金正恩委員長の新年の辞を解釈する過程で多数の青瓦台参謀陣は『まず慎重な立場を取るべきだ』という意見を示した」とし「だが、文大統領が意見を聞いた後、直接『これは対話提案に対する呼応に見るべきだ』と述べた」と伝えた。
実際に、文大統領は前日、青瓦台で主宰した閣僚会議の冒頭発言で「金正恩委員長が新年の辞で北朝鮮代表団の平昌(ピョンチャン)オリンピック(五輪)派遣と南北当局者会談の意向を明らかにしたのは平昌五輪を南北関係の改善と平和の画期的な契機にしようという韓国の提案に呼応したものと評価して歓迎する」と明らかにした。これに関して青瓦台関係者は「当初原稿には参謀の助言通りに慎重な表現が入っていたが、文大統領が閣僚会議直前に原稿を修正して『呼応』という文面を入れた」とし「大統領の判断により閣僚会議で9日、当局者会談の提案など今後の日程が速戦即決議論された」と伝えた。