【時視各角】中国の隣で生きていくこと=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.27 16:23
ロッテ一家の経営不正容疑に対する1審判決の翌日、中国の軍事専門サイトの環球新軍事にはこういう記事が掲載された。「中国の気分を害すれば(得罪)笑えない結果になる(不是開玩笑」)。韓国海警が違法操業をする中国漁船に機関銃射撃を加えて追い出した事件の翌日には、手机百度(Baidu Mobile)にこうした見出しの記事がトップに掲載された。「文在寅(ムン・ジェイン)の手ぶら訪中に韓国、ついに本性を表す。中国に加えた狂乱の報復」。同日、中国の冷遇を指摘する韓国メディアに対するこうした批判も載せられた。「韓国側がトランプ米大統領の訪中時と比較して冷遇論を話しているが(こうした反応は)自分たちを高く評価し過ぎているのではないのか」。
ロッテの経営不正断罪があたかもTHAAD(高高度防衛ミサイル)基地提供と関係しているように解釈した「牽強付会」であり、鉄格子で武装した中国漁船が韓国海警の退去命令を無視して突進した事実は無視した「我田引水」であり、弱い隣国にはむやみに対応してもかまわないと信じる「傲慢無道」だ。もちろんこうした主張が中国政府や主要メディアから出たものではなく、多数の中国国民の考えでもないだろう。しかし中国の言論の自由の現実とインターネット思想統制を勘案すると、単なるミスや偶然でないことは明らかだ。