<Mr.ミリタリー>中国の真珠の首飾りか、米国のダイヤモンドか…韓国の選択は?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.22 10:51
中国の一帯一路と米国のインド太平洋戦略が韓半島(朝鮮半島)で衝突している。一帯一路は中国のグローバル化戦略の一環であり、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は参加すると述べた。中国の覇権拡大に対応した米国のインド太平洋構想はトランプ米大統領の訪韓時に共同声明で言及された。しかし韓国政府は米国の構想に現在としては参加しないと保留した。こうした政府の立場は韓国が米国から抜け出して中国の影響圏に入っていく重要な指標だ。
韓米および韓中首脳会談を終えた文大統領の最近の動きは、米国側に置いていた両足のうち片足を中国にかける姿だ。政府は北朝鮮の核武装が迫っているが、平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)を平和的に開催するという名分で韓米連合軍事訓練のキー・リゾルブ、トクスリ訓練を延期しようと米国側に要請した。連合訓練は中国が要求する「双中断」に該当する。連合訓練の延期は北朝鮮を平昌五輪に誘引する効果もあるが、結果的に中国の立場を聞き入れたということだ。