<韓国提川火災>女性浴場で20人亡くなる…出火も知らずに火事に巻き込まれた可能性(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.22 09:31
火災が発生した複合商店街の外壁の素材が火災に弱い素材だった点も被害を大きくした可能性が提起されている。この素材は2015年火災で130人余りの死傷者を出した議政府市(ウィジョンブシ)都市生活住宅に使われた建物壁材だ。火に非常に弱いため「着火剤」も同然だとの指摘が絶えずある素材で、有毒ガスも発生する。この素材は大理石やレンガなどの仕上げ材に比べて価格が最大3分の1と安く施工期間も短縮できるため、建設現場ではよく利用されている。この建物は火災に弱い素材の上にペイント作業も施していた。
2015年末から6階以上の建物の外壁には不燃材・断熱材を使うように消防法が改正された。だが火災が起きた建物は2015年以前(2011年)に建てられたため、断熱材として不燃材などを使わなかった可能性が高いというのが消防当局の説明だ。慶一(キョンイル)大消防防災学科のコン・ハソン教授は「火がはやく燃え広がるのに影響を与えた可能性はあると述べた。
一部の住民たちは「この建物が最近改築したことも火がはやく回る原因になった」と主張した。この建物は前の持ち主が経営難で2016年売りに出した。ことし3人が共同取得して10月に再オープンした。新しく塗られたペイントと内装材に火が燃え移り、瞬時に広がった可能性が高いということだ。