韓経:【コラム】21世紀の韓国に落とされる日英同盟の「影」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.12.14 10:25
1902年1月30日、英国・ロンドンで「日英同盟」が宣言された。19世紀に世界最強国だった英国が「栄光ある孤立」をやめて選択した最初の同盟国は意外にも極東の日本だった。
1年前の1901年に駐英ドイツ大使だったヘルマン・フォン・エックハルトシュタイン男爵が世界的に膨張した当代の「主要2カ国(G2)」のロシアを牽制するために「日英独同盟」を提案したのが始まりだった。日本国内ではロシアと直接対応するのが負担になったため英国との同盟締結に否定的な認識が少なかったこともあった。
曲折の末に提案者だったドイツが抜けたまま日本が英国のパートナーに選別されたが、日英同盟締結後に世界史の流れは大きな変化を迎えることになる。北海とバルカン半島、中央アジアと中国で大英帝国の利益を脅かすロシアを牽制するための「大きなビジョン」に基づき英国は日本と手を組み、日本は英国を後ろ盾として日露戦争を敢行した。韓半島(朝鮮半島)と満州、中国大陸への侵略も続いた。