文大統領「北弾道ミサイル完成なら手の施しようない状況に」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.30 07:52
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が29日、「米国の先制打撃」に言及した。北朝鮮が「火星15」ミサイルを発射してから約3時間後のこの日午前6時、文大統領は国家安全保障会議(NSC)を招集した。この席で「大陸間を渡る北の弾道ミサイルが完成すれば、状況は手の施しようもなく悪化するおそれがある。北が状況を誤認して我々を核で威嚇したり米国が先制打撃を念頭に置いたりする状況を防がなければいけない」と述べた。
文大統領は大統領候補時代から「先制打撃は戦争」(大統領候補討論会)、「オプションの一つとして(米国が)話しているが、実行の可能性は高くない」(メディアのインタビュー)で話してきた。「先制打撃を防がなければいけない」というこの日の発言は、北朝鮮の実質的な核脅威と米国の対北朝鮮打撃の可能性を前提とする点で、過去よりも深刻に認識していることを表している。