水素自動車初めて量産した韓国、水素ステーションなくストップ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.20 10:29
2013年1月に韓国は世界で初めて水素自動車(現代ツーソンix35)を量産する国になった。1度の充電で415キロメートル走ることができ、当時業界では「ついに水素自動車が内燃機関自動車水準に上がった」という賛辞があふれた。4年が過ぎた今月初め、日本のトヨタ自動車は1度の充電で1000キロメートル走る水素自動車(ファインコンフォートライド)を公開した。韓国が先に水素自動車を開発したのに日本に追い越しを許したのだ。日本が水素ステーション79基を備え水素自動車の普及を始めている間に韓国は水素自動車インフラ建設で二の足を踏んでいたためだ。韓国の水素ステーションは11基(研究用の6基含む)にすぎない。
石油・石炭など化石燃料と決別しようとする人類の挑戦が世界各地で繰り広げられている。その中心にあるエネルギー源のひとつが水素だ。水素は太陽光と風・地熱などあらゆるところにある動力源を利用して水を電気分解するだけで得られるほど求めやすい。水素燃料電池を通じて酸素と再び結合する過程で電気を作り出し、その電気を利用して自動車やボイラーなどの機械装置が動く。また、電気を生産した後にはその副産物としてきれいな水蒸気だけ排出する。各国が2030年までに1990年に比べ温室効果ガスを最大65%減らさなければならない新気候体制に備えるため水素に注目する理由だ。