【グローバルフォーカス】強大国の角逐をあおる韓国の「均衡外交」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.17 10:12
トランプの今回のアジア歴訪国のうち、韓国から出る結果が最も不確かだった。だが、結果的に韓国に非常に良い結果をもたらした。トランプの韓国国会演説は人権と北朝鮮圧迫に集中した。「外交が失敗すれば北朝鮮を予防攻撃する」という以前の威嚇が演説から外された。トランプはアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議が開かれたベトナム・ダナンで多国間自由貿易協定(FTA)を非難したが、韓米FTAを廃棄するという脅しは言わなかった。トランプの非武装地帯(DMZ)訪問は天候事情で実現しなかったが、DMZ訪問を準備する過程で韓国側を失望させたり不安にさせたりすることはなかった。
文在寅(ムン・ジェイン)大統領はトランプ大統領当選1周年を祝った。文大統領はトランプに「お世辞」が通じるということを他の首脳から学んだようだ。トランプは韓国で良い時間を過ごした。