韓国政府の抗議に…中国「韓国THAAD『3不約束』から『立場表明』」に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.11.03 08:02
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が10~11日、ベトナム・ダナンで開かれるアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議に参加して中国の習近平国家主席と首脳会談を行うと2日、青瓦台(チョンワデ、大統領府)が明らかにした。南官杓(ナム・グァンピョ)青瓦台国家安保室第2次長はこの日、記者会見でこのように伝えて「APEC直後、フィリピンで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)+3首脳会議では文大統領と中国の李克強首相との会談が予定されている」とも話した。
文大統領は8~15日、7泊8日の日程でインドネシア・ベトナム・フィリピンなど初の東南アジア歴訪を始める。インドネシアではジョコ・ウィドド大統領と初首脳会談(9日)も行う。文大統領はAPEC直後、13~14日ASEAN+3首脳会議と東アジア首脳会議(EAS)期間に開かれるASEAN企業投資サミット(13日)で韓・ASEAN未来共同体構想などを発表する。ここでASEAN諸国との関係を強化する「新南方政策」を提示する。
一方、北朝鮮官営メディア朝鮮中央通信はこの日、習主席が1日金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長に電文を送り「新しい情勢で中朝関係の発展と地域の平和と安定に寄与しよう」と話したと報じた。先月25日、金正恩委員長が習主席の党総書記選出に対して祝電を送ったことにする答電の性格だ。習主席の電文は昨年7月以降1年4カ月ぶりに送られたもので、両国指導者が冷え込んだ関係の回復手順に入ったのではないかとの観測が出ている。ただし、習主席の電文に「新しい情勢で」「地域の平和と安定に寄与」などの文面が入って北朝鮮の挑発に対する不満を暗示する内容という見方もある。