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俳優キム・ジュヒョクさん、交通事故で死亡…目撃者「胸元を強く押さえていた」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.31 06:44
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俳優キム・ジュヒョクさん(45)が30日、交通事故で亡くなった。

警察によると、この日午後4時29分ごろ、ソウル江南区(カンナムグ)でキムさんが運転していたベンツのスポーツ用多目的車(SUV)が走行していた前方のグレンジャーに突っ込んだ。追突後、キムさんの車は歩道を越えて道路周辺のマンションの壁に激突して階段下まで落ちた。事故を起こした車にはキムさんは一人で乗っていた。

 
警察関係者は「キムさんの車両エンジンから煙は出たが、火災はなかった」と話した。

現場に出動した救助隊が、午後5時4分ごろ、事故の衝撃で大きくゆがんだ車内に取り残されているキムさんを救出して近くの大学病院に搬送した。キムさんは病院で意識を失った状態で心肺蘇生法を施されたが、午後6時30分ごろ亡くなった。

キムさんが運転していたSUVと追突したグレンジャーのドライバーは、警察の取り調べで「ベンツを運転していた人は後から追突後、胸元を強く押さえていた。その後、車両が突然突進して再び追突した後、マンションの壁に突っ込んだ」と陳述した。警察は被害車両のドライバーの陳述と、近隣の防犯カメラの映像などを基に正確な事故原因を調査している。

キムさんは1993年に演劇舞台で演技を始めて97年にスクリーンにデビューを果たした。デビュー時から、2005年に亡くなったベテラン俳優の故キム・ムセンさんの息子として世間の注目を受けたが、その後は映画やドラマなどジャンルを超えて安定した演技力を披露して人気を博した。

98年にはSBS(ソウル放送)8期公開採用タレントに合格した。その後『カイスト~天才たちの青春日記~』『プラハの恋人』『応答せよ1988』などのドラマ、『青燕 -あおつばめ-』『シングルス』『クァンシクの弟クァンテ』『妻が結婚した』『共助』などの映画に出演した。また、2013年から2年間、KBS(韓国放送公社)第2テレビのバラエティ番組『ハッピーサンデー-1泊2日』で親近感あふれる印象を残して人気を集めた。

ことし9月のtvNドラマ『アルゴン』では真実を追う調査報道チーム長でアンカーのキム・ベクジンに扮し、冷静で人間味のある内面を熱演した。ことし2月に受けたメディアとのインタビューでは、17歳年下の女優と結婚する予定だと明らかにしていた。

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