北朝鮮の国際金融網を遮断する制裁…米下院で「ワームビア法」圧倒的に可決
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.26 13:04
17カ月間北朝鮮に抑留されて死亡した米国大学生、オットー・ワームビア氏の名を取った対北制裁案が米下院で可決した。
米下院は24日(現地時間)「オットー・ワームビア北朝鮮核制裁法(H.R.3898)」を本会議で賛成415票、反対2票の賛成多数で可決させた。この制裁案は国際金融システムに対する北朝鮮のアプローチを広範囲に遮断することを目指している。当初法案の名称はアンディ・バー下院議員(共和党)が「2017北朝鮮の金融網接近遮断法」で発議したが、本会議に提出される中で「オットー・ワームビア北朝鮮核制裁法」に変更された。ケビン・マッカーシー下院院内代表(共和党)はこの日、議会で表決に先立ち「我々は金正恩(キム・ジョンウン)委員長によって残忍な扱いをされ虐待されたオットー・ワームビア氏を追悼する意味で本日処理される対北制裁法の名前を変えた」と説明した。北朝鮮の非人権行為に対する糾弾の意味まで入れたわけだ。米議会の北朝鮮関連法案のうちの人の名前を明記したのは初めてだ。
バージニア州立大3年生だったワームビア氏は昨年1月、観光目的で北朝鮮を訪問して体制宣伝物を盗もうとした容疑で17カ月間抑留されたあげく、意識不明の状態で解放されて6日ぶりに死亡した。一部では北朝鮮がワームビア氏をひどく拷問したという主張を提起した。