【社説】韓国のアマチュア4強大使に向かった潘前事務総長の苦言
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.20 15:42
潘基文(パン・ギムン)前国連事務総長が経験不足論争に巻き込まれた4強大使の人事に向かって最近投げた苦言は真に正しい。潘前事務総長は16日の講演で外交官経歴が一度もないか、ほどんどない人事が4強大使に任命されたことに対して「外交官は誰もがしてもかまわないと考えた人事」と叱責したという。
韓国政府は去る8、9月、職業外交官の代わりに大統領選挙陣営で文在寅(ムン・ジェイン)候補を助けた親文人事を4強大使に選んだ。駐米大使に任命された西江(ソガン)大の趙潤済(チョ・ユンジェ)教授は経済学者、盧英敏(ノ・ヨンミン)駐中大使は元国会議員だ。駐日大使になった慶南(キョンナム)大の李洙勲(イ・スフン)教授は日本通ではなく、禹潤根(ウ・ユングン)新駐露大使も政治家出身だ。そのため、「アマチュア大使」「理念人事」という批判が出るのが当然だ。