外国はエイズ減少しているが…韓国10~20代の感染、昨年396人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.13 10:45
最近、京畿道龍仁(キョンギド・ヨンイン)でAさん(16、女性)が売春した後でエイズ(AIDS、後天性免疫不全症候群)にかかった事実が明らかになった。しかし、Aさんにエイズを移したか、または反対に移された可能性がある買春男性らを追跡することは難しい。モバイルチャットのアプリを通じて性売買が秘かに行われ、身元を確認するのは容易ではない。追加感染の可能性が高まった中、青少年のエイズ管理に抜け穴が生じた。
10~20代のエイズ感染者が10年間で急増したことが分かった。自由韓国党の成一鍾(ソン・イルジョン)議員(国会保健福祉委)は12日、疾病管理本部が提出したエイズ発生の現況資料を分析し、このような内容を公開した。成議員は「性経験をする年齢が日増しに速まり、青少年の性売買が減らない状況の中、性教育は行われていないため、このようなことが起こっている」と分析した。
成議員によると、2014年の世界のエイズ新規感染者は200万人に2000年(310万人)より35%減少した。一方、昨年の韓国のエイズ新規感染者は1062人で2000年(219人)より増加した。江南聖心(カンナム・ソンシム)病院感染内科のイ・ジェガプ教授は「外国は従来のエイズ患者が大変多かったうえ、治療薬が普及して減少に転じた」、「全体の患者数は急増しておらず幸いなことだが、若い層の増加が問題」と話した。