【社説】北朝鮮に斬首作戦まで流出…国家安保が懸念される=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.11 09:36
北核によって緊張が高まっている中で北朝鮮のハッカーに斬首計画など軍事秘密が大量に流出した事実が遅まき確認された。昨年9月末~11月中旬の間に発生したハッキング事件だが、国防部は5月発表の時、詳しく公開しなかった。国防部とサイバー司令部、国軍機動部隊司令室などは責任を回避し、適当に処理するなど軍の規律が大きく乱れた。
軍内部のイントラネット網(国防網)から流出した秘密資料は量的にも途方もないハッキング事件だ。国会国防委員会の李哲熙(イ・チョルヒ)議員(共に民主党)によると、流出した資料は235ギガバイトでA4サイズ1500万枚の分量だ。その中では北朝鮮の全面的な韓国への侵略に備えた新しい作戦計画である「5015」と有事の際に北朝鮮の戦争指導部を除去する斬首作戦も含まれていた。確認されたものだけでも2級秘密226件、3級秘密42件など数え切れないほどだ。流出資料の77%に対しては何の内容が漏れたのか把握すらできていない。