韓米FTA改定交渉に自動車業界「緊張」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.05 15:42
韓国と米国が4日(現地時間)、ワシントンで韓米自由貿易協定(FTA)改定交渉に事実上合意し、韓国産業界が緊張している。米国が貿易赤字の主犯と見なす自動車業種は最悪の場合、対米輸出量に対する関税と相殺関税賦課などで打撃を受けることを強く懸念する雰囲気だ。
FTA締結前の貿易条件復元は韓国自動車業界が最も恐れる改定交渉シナリオだ。米国はFTAに基づき、韓国自動車に対する関税(2.5%)を2012年の協定発効後2015年まで4年間維持し、2016年に廃止した。したがって現在、韓国から米国に輸出される自動車は無関税だ。日本・欧州産自動車(2.5%関税率)自動車に比べて関税の面で有利な状況となっている。しかしFTA改定交渉過程で関税が復活すれば、それだけ米国輸出用韓国車の価格競争力も落ちるしかない。そうでなくても最近、韓国自動車の輸出不振が続く中、こうした悪材料まで重なれば、再起自体が難しいという見方も業界から出ている。