韓国大企業トップは何を悩みながら秋夕を過ごすのだろうか(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.10.04 11:40
韓国財界トップにとって、名節連休は通常静かに休息を取る再充電の時だ。しかし最長10日に達することしの秋夕(チュソク、中秋)連休は違う。企業の年間活動を締めくくり来年の経営計画を立てるべきこの時点に、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系報復など中国発の経営危機、グループ内部のオーナーリスク、政府による強度の高い司法基調まで増して、主要グループトップは目が回るほど忙しい名節を送ることになった。
サムスン電子はことし半導体と有機発光ダイオード(OLED)を中心に史上最大の実績を記録した。しかし、サムスン関係者は「半導体の『スーパーサイクル(長期好況)』がいつまで続くか、北核とTHAAD報復イシューが海外事業にどのような影響をもたらすか予測できない」とし「各種変数に対し、徹底的に備えなければならない状況」と語った。しかも李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長の拘束で、人事はもちろん、事業計画・投資・M&A(企業の合併・買収)の決定で困難に直面している。