李明博元大統領に向かう捜査…国情院への指示がカギ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.21 13:17
李明博(イ・ミョンバク)政権当時の国家情報院(国情院)の各種疑惑に対する捜査が本格化し、当時の国政総責任者である大統領にも刑事責任を問えるのかという点に法曹界の関心が集中している。
国情院積弊清算タスクフォース(TF)の依頼を受けて検察が捜査中している李明博政権での国情院に対する主な疑惑は▼民間人サイバー外郭チーム(書き込み部隊)活動▼「朴元淳(パク・ウォンスン)制圧」文書▼文化芸術界ブラックリスト--の3件。朴元淳ソウル市長は19日、李明博元大統領を職権乱用容疑で告訴し、18日にブラックリスト被害者調査を受けた俳優ムン・ソングン氏らも李明博元大統領に民・刑事責任を問うと予告した。検察は20日、ムン氏とキム・ヨジン氏の合成写真を流布した容疑(国家情報院法上の政治関与、名誉毀損等)で国情院の元心理戦団チーム長Yとチーム員Sに対する逮捕状を請求した。