韓経:【社説】加速度が付いた世界の電気・自動運転車競争、韓国は危機だ
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.13 09:36
各国が電気自動車など未来自動車に向けたロードマップを前倒しする競争に入った。新華社通信によると中国工業情報化部は「化石燃料自動車の生産と販売中断に向けた日程表をまとめている」と明らかにした。世界の自動車年間生産台数の約30%に当たる2800万台を占める中国が現在の規模の生産設備で電気自動車などエコカーを製造すると仮定しても世界の自動車産業地図に及ぼす影響は途轍もないだろう。
フランスと英国も2040年から内燃機関自動車の生産を中断するという計画を立てた。ドイツではディーゼルエンジンの終末期限問題が選挙の議題として登場した。米国の動きも速くなっている。下院で米国の自動車メーカーが3年以内にそれぞれ10万台まで自動運転車を運行できるようにする「自動運転法案」が通過した。電気自動車と結合する可能性が高い自動運転車開発の主導権を中国などに奪われないよう共和党と民主党が超党派的にまとまった結果だ。
中国、欧州、米国などで未来自動車をめぐる政治的・規制的環境が変わると世界の自動車メーカーの動きもまた見違えるように速まっている。200社ほどの中国の自動車メーカーが電気自動車開発にさらにスピードを出す様子だ。米GMは世界で初めて完全自動運転車の大量生産準備を終わらせたと発表した。ドイツのフォルクスワーゲンは2030年までに300種類すべての車種を電気自動車で生産するという「eカーロードマップ」を提示した。