北朝鮮外務省局長、5月の米朝接触時「対北朝鮮敵対政策をあきらめれば核実験中断」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.05 09:22
北朝鮮が5月、ノルウェー・オスロで開かれた米朝非公開接触で「北朝鮮に対する敵対政策をあきらめれば、核実験を中断することができる」という立場を伝えたと韓国政府高位当局者が4日、話した。この当局者は「5月8日から2日間にわたってオスロでトランプ政府発足以降初めて米朝間1.5トラック(半官半民)対話が開かれた」とし「これに参加した崔善姫(チェ・ソンヒ)外務省米国局長が別途の非公開会合で北朝鮮の立場を米国側に明らかにしたと承知している」と伝えた。
米朝間1.5トラックチャンネルは、北朝鮮と直接接触しにくい米国が元政府官僚などを前面に出して北朝鮮の現職当局者に会って意見を交換するものだ。北朝鮮は現職当局者を前面に出して自分たちの意思を伝える機会として活用してきた。昨年1月、北朝鮮に抑留されて昏睡状態で死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏の送還問題もこの会議で議論された。