韓国テレビ局「KBS・MBC」ストライキに…政権初期に浮上する公営放送社長の進退問題(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.09.01 11:23
KBS(韓国放送公社)とMBC(文化放送)労組の全面的なストライキが秒読みに入った。全国言論労組MBC本部とKBS本部(新しい労組)は4日「公営放送の正常化と経営陣の辞退」を条件にいっせいにストライキに入る。KBS労働組合(1労組)も7日からストライキに参加する。2大公営放送社労組の同時ストライキは2012年以降5年ぶりだ。
放送に支障をきたすのは避けられない。現在もKBSの場合、全国の記者・PDなど1100人余り、MBCは400人余りが製作を拒否している。KBSは先月30日『追跡60分』の代わりに映画『家に行く道』を放送し、週末番組である『ドキュメンタリー3日』『歴史ジャーナル~その日』『世界は今』なども欠放する予定だ。MBCもすでに昼間時間帯のニュース番組が縮小か中止となる。看板バラエティ番組である『無限に挑戦』『私は一人で暮らす』も来週から再放送の編集本が放映される。MBC社側は「ストライキが長期化する場合、最悪の場合はカラーバーを流す『停波(電波送出中断)』事態までもたらす可能性がある」と明らかにした。両社の経営陣は「不法ストライキ」として絶対に退かないという立場だ。MBCのキム・ジャンギョム社長の任期は2020年3月まで、KBSのコ・デヨン社長は来年11月までだ。