韓国農村「109人のうち4人を除けば高齢者、村が消えるか心配」(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 17:36
6月中旬、江原道鉄原郡(カンウォンド・チョルウォングン)の近北面幽谷里(クンブンミョン・ユゴクリ)に歌手PSYの曲『芸能人』が鳴り響いた。休戦線に近いため、近隣軍部隊から対北朝鮮放送が流れる。また、歌手TOYの『熱いさようなら』が続いた。
ところで、楽しいリズムとは反対に村には人の気配をなく静寂だけが流れる。子どもの遊び場は空いていた。路地には高齢者向け歩行器が放置されている。住民登録人口は109人(5月基準)だが、実際の居住者は100人に及ばない。アン・ソクホ里長は「祖母が面倒を見ている小学生3人と60歳に近いおじさんを除いては皆65歳以上の高齢者だ。ここは70~80代になってこそ高齢者だと呼ぶ」と話す。子ども2人は多文化家庭の子どもだ。母が村を離れた。