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<サッカー>Kリーグ勢が全滅したACL、日中のプライド対決に(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 13:59
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韓国で今年はアジアサッカー連盟(AFC)チャンピオンズリーグが盛り上がっていない。クラブ対抗戦ではあるがAマッチに劣らない国家対抗戦の熱気を楽しませてきたAFCチャンピオンリーグ(ACL)のニュースにも関心が向かない。

理由は一つ、ACL8強戦が行われている現在、その舞台にKリーグのチームがないからだ。唯一16強に進出した済州(チェジュ)ユナイテッドも浦和遠征で0-3と衝撃的な敗北を喫し、第1戦のスコア(2-0勝利)を守れず脱落した。

 
KリーグチームがACL舞台で1チームも8強入りできなかったのは2008年以来9年ぶり。Kリーグは2009年にACL本大会が32チームに拡大して以降、毎年8強以上の成績を残し、優勝4回、準優勝2回を達成している。ACLが今と同じ体制になってから今季は最悪の成績だ。

◆チャンピオンは不在、挑戦者は混乱

KリーグはこれまでACLの強者として君臨してきた。KリーグのチームはACLで優勝11回、準優勝6回という圧倒的な成績を残し、アジアサッカー「1強」であることを証明してきた。昨年はKリーグを代表する名門、全北(チョンブク)現代とFCソウルが4強まで進出して激突し、ここで勝ち進んだ全北が決勝でアル・アイン(UAE)を破って10年ぶりの優勝を果たした。このようにKリーグがACLで好成績を出してきたため、大会の主役はいつもKリーグのチームだった。

しかし中国勢の成長が目立ち、ACLの地図が少しずつ変わり始めている。強大な資金力を動員して欧州のスター選手を獲得している中国スーパーリーグの躍進はアジアサッカーの競争構図にも影響を与えた。さらに日本のJリーグも積極的な投資で競争力を高めた。これに対しKリーグはライバルの発展ペースについていくことができなかった。投資は減り、戦力補強は十分でなかった。競争力も低下し、Kリーグのチームのうち最も積極的かつ果敢に投資をしてきた全北だけがチャンピオンの地位を守った。

しかし今年は最初からつまずいた。「ディフェンディングチャンピオン」の全北が球団所属スカウトの審判買収事件で大会出場権を剥奪され、すべてがこじれた。昨シーズン優勝の勢いを維持し、大会2連覇を達成してアジア最強クラブの地位を固めようとしていた全北は、出場権を失ってチームの雰囲気が悪化した。優勝に満足せず選手をさらに迎えて戦力を補強し、アジア最強というタイトルを守っていくというチェ・ガンヒ監督(58)の望みも思い通りにはならなかった。

出場権を失った全北のために出場チームがプレーオフの日程を控えて急に変わったことも問題になった。序盤の日程から混乱が生じた。早くからACLプレーオフ日程に合わせて準備してきた済州ユナイテッドは最初の試合日程からこじれ、全北の出場権剥奪でプレーオフ進出権を得た蔚山(ウルサン)現代もあたふたと大会を準備することになった。さらに蔚山は新任の金度勲(キム・ドフン)監督(47)体制でまともにチーム構成をできないまま海外キャンプ中に帰国するというハプニングまで生じた。

このように十分な準備がないままプレーオフとグループリーグに臨んだ両チームは苦戦を繰り返した。企業の投資が減少したソウルと水原(スウォン)もグループリーグで苦しんだ。チャンピオンの全北は抜け、挑戦者の戦力は十分に整っていない状況で、Kリーグチームの活躍を期待するのは難しかった。


<サッカー>Kリーグ勢が厑滅したACL、日中のプライド対決に(2)

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