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<W杯サッカー>余裕を見せるイラン監督、一泡吹かせるという韓国監督

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.28 09:35
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韓国とイランのサッカー代表チームを率いる申台龍(シン・テヨン)監督(47)とカルロス・ケイロス監督(64、ポルトガル)。両監督のニックネームは偶然にも同じ「キツネ」だ。その2人の監督が31日午後9時、ソウルワールドカップ(W杯)競技場で行われる2018ロシアW杯アジア最終予選第9戦(JTBC中継)で知略対決をする。

韓国はケイロス監督(2011年就任)のイラン代表を相手に4連敗中だ。特に2013年6月18日に蔚山(ウルサン)で行われたブラジルW杯アジア最終予選で韓国サッカーは屈辱を味わった。試合前から挑発していたケイロス監督は1-0で勝った後、韓国ベンチに向かって「拳」を上げた。

 
ゴールキーパーだったケイロス監督は1991年、ポルトガルを率いてU-20(20歳以下)W杯のグループリーグで南北単一チームを破り、最終的に優勝を果たした。2004-08年にはマンチェスターユナイテッドの首席コーチを務め、ファーガソン監督を補佐して黄金時代を築いた。

ケイロス監督はロシアW杯アジア最終予選8試合で8得点・無失点という完ぺきなサッカーを見せている。6勝2分けで早くもW杯本大会行きを決めているが、26日に先に国内組11人を連れて韓国入りした。ケイロス監督は「我々の目標は無敗、無失点を最後まで続けること」と語った。

ハン・ジュンヒKBS(韓国放送公社)解説委員は「ケイロス監督はイランの組織力を最大化させる一方、完璧にバランスを保っている。ジャハンバフシュ(24、AZアルクマール)など可能性がある選手をうまく成長させた」と評価した。

イランは27日、芝の状態がよくない仁川(インチョン)アシア競技補助競技場で最初の練習を始めた。ケイロス監督は「W杯を開催した韓国が提供した練習場は最善のものではないようだ。韓国サッカーファンが恥じるだろう」と心理戦を繰り広げた。韓国はその間、イラン遠征で照明塔がない練習場を提供されるなど大変な苦労をしてきた。

申監督も選手時代から「グラウンドキツネ」と呼ばれてきた。2010年には城南(ソンナム)を率いてアジアチャンピオンズリーグ決勝でゾブ・アーハン(イラン)を破り優勝した。試合前のロッカールームで選手たちに冗談を言って緊張を和らげた。

申監督は25日、坡州(パジュ)代表チームトレーニングセンターサッカー場に4.5メートル間隔で12本の白線を引いた。サッカー場はあたかもラグビー場のように変わった。申監督は「選手の間隔を狭め、イランの選手を閉じ込める練習をした」と述べた。

ケイロス監督は反撃の名手だ。申監督はドイツサッカーの「ゲーゲンプレス」で対抗する考えだ。「対抗」という意味のゲーゲン(Gegen)と「圧力」のプレスを合わせたゲーゲンプレスは最前方から相手に圧力を加えてボールを奪った後、攻撃に転換する戦術だ。

ハン・ジュンヒ委員は「シュティーリケ監督時代には遅いパス展開でイランの守備の網にかかった。今回は攻守転換を速くする一方、ボールがない状況でもスピードを上げなければいけないだろう」と述べた。

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    2017.08.28 09:35
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