韓国のスマホ自動通訳技術、国際標準として初めて採択
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.23 15:15
スマートフォンをタッチしなくても人と対話するかのように自動通訳できる技術が韓国研究陣によって世界で初めて国際標準に採択された。韓国電子通信研究所(ETRI)はフランス・パリ標準協会で開かれた国際標準化機構(ISO)の国際電気標準会議でETRIの「ゼロUI(zero UI)自動通訳技術」が国際標準で最終承認を得たと22日、明らかにした。米国など主要先進14カ国が集まった会議で13カ国がETRIの技術に賛成した。唯一反対票を投じたのは日本だ。日本は2020年東京オリンピック(五輪)を控えて自国の技術を標準に採択したいとETRI側は伝えた。今回の国際標準の採択で既存のスマートフォンタッチ基盤の自動通訳機使用がゼロUI(zero UI)基盤の自動通訳技術で急速に変化するものと予想される。
ETRI音声知能研究グループのユン・スン博士は「今回の国際標準に選ばれた技術は、使用者がスマートフォンを財布やハンドバッグに入れたままブルートゥースを活用、ヘッドセットなどを通して通訳できる技術」と説明した。それぞれ異なる言語を使う2人が対話をしようとする時、ゼロUI自動通訳技術が搭載されたスマートフォンを使えば、別途の操作がなくとも普段同じ言語を使う人と対話をするように話を交わすことができるということだ。ただ、世界のスマートフォンメーカーが国際標準に選ばれたETRIの技術を採択して該当スマートフォンの普及率が高まった時のことだ。