韓経:【コラム】トヨタの原価企画=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.21 09:22
昨年のトヨタの自動車販売台数は1017万5000台。このうち794万台(78%)が日本国外で売れた。1031万台を販売したフォルクスワーゲングループに1位を4年ぶりに譲ったが、トヨタの営業利益率は10%台と自動車業界でトップだ。労使関係、豊田家と専門経営者の協力、生産革新、グローバル戦略など「トヨタ式経営」は今でも多くの企業のベンチマーキング対象だ。
トヨタの経営方式はよく革新型ニュースになる。今月出てきた「裁量労働制」もそうだ。法定労働時間以上に働いた勤務者に対して時間に比例して支給してきた超過勤務手当を、月45時間までは同一金額で支給する。係長・代理級以上の7800人が適用対象であり、超過勤務をなくして生産性を高めようという趣旨だ。単に勤務時間に比例した賃金でないという点で「賃金柔軟性」をさらに高めたと評価される。先日は「カーシェアリング」(車両共有)実用化のためのプログラムをハワイで始めたという。カーシェアリングが自動車新車販売にマイナスの影響を与えるという見方が多いが、トヨタはすでにUberに1億ドルを投資するほど積極的に対応している。