【社説】より迅速かつ透明に「殺虫剤卵」の不信・恐怖遮断を=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.17 14:10
産卵鶏農家で「殺虫剤卵」が発見された後、政府当局の後続措置が比較的速やかに進行しているのは幸いだ。汚染した農家は発見されしだい速かに公開し、適合判定を受けた卵は販売を認めるなどの融通性も過去とは違う姿だ。金瑛録(キム・ヨンロク)農林畜産食品部長官も記者会見で、今日までに全数調査を完了し、殺虫剤汚染が基準値以下の卵も廃棄すると約束した。
しかし卵に対する消費者の不安と不信は増幅している。多くの飲食店が卵を使う料理をあきらめ、卸売商は適合判定を受けた卵も売れないと訴えている。16日に追加で明らかになった羅州(ナジュ)の農家の卵からは基準値の21倍を超えるビフェントリンが検出され、消費者の衝撃は続いている。殺虫剤など薬物の管理、疑わしい流通過程が政府によって管理されていなかったことに対する不信感が強まっている。