<韓国殺虫剤卵>鶏肉も安心できず
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2017.08.16 13:59
国内の産卵鶏農家が出荷した卵から殺虫剤成分が検出され、消費者の不安感が強まっている。農林畜産食品部・食品医薬品安全処の関係者、チョン・サンヒ湖西(ホソ)大教授の支援を受け、今回の事態に関する疑問点を一問一答で整理した。
--どうして卵から殺虫剤成分が出てくるのか。
「フィプロニルは食用の家畜には使用が禁止されている。しかし高温多湿の夏季に鶏にダニが増えれば、一部の農家がペット用の殺虫剤を使用するという疑惑が提起されてきた。政府が使用を許可している12種類の殺虫剤も動物に直接使用してはならず、畜舎の消毒用としてのみ使用できる。それでも空気中に漂う殺虫剤成分が鶏の羽を通じて皮膚から吸収されたり、殺虫剤がついた飼料や水を摂取したりして体内に入る可能性がある。さらに根本的な問題は飼育システムだ。国内の産卵鶏農場の99%はA4用紙1枚の大きさにもならないケージに鶏を閉じ込めて密集飼育する。鶏が砂浴びでもすればダニなどがなくなるが、こうした環境では不可能だ。ダニが広がりやすい環境だ」